ロータリースポーツと呼ばれる
マツダの名車「RX-7」。
今回はその中でも1991年〜2002年の間で
生産されたFD3S型のRX-7について
書いていこうかと思います。
パカパカ開いたり閉じたりする
ヘッドライトのことを指します。
FD3Sに限らず、
1970年代、80年代、90年代の
国内外の多くの車に採用されてました。
元々のルーツはアメリカでの車両に対する
法規制の中で、デザイン性と法規を
満足させるために生まれたものでしたが、
1980年代にはヘッドライトに対する
規制も緩和されたこともあり、
2000年ごろには新車には
ほとんど採用されておらず、
時代の流れとともに
次第に姿を消していきました。
まさに曲線美と言うべきボディデザインは、
今でも色あせることなく、
時代を感じさせないデザインとなってます。
とても四半世紀前の車とは思えません。
デザイン性の高さについては、
国内はもちろん、国外においては、
イギリスの新聞社、アメリカの車専門誌が
行うランキング付けの中に
ランクインするくらいで、
当然ポルシェやフェラーリとも
肩を並べて評価されてます。
メーター類やエアコン、オーディオ類が
ドライバー付近にまとまってるのが
わかりますでしょうか?
これがスポーツカーらしいというか、
戦闘機のコックピットを思わせます。
ちなみに、メーター類の色については、
1〜5型までが黒、6型のみ白となります。
RX-7は基本4人乗りなのですが、
リアシートはかなり狭いです。
スポーツカーなんて、どれもリアシートが
狭いのは当たり前なのですが、
このRX-7に限ってはほんとに物置って
言った方が良さそうです。
筆者もこの間知ったのですが、
このリアシートを取っ払って、
小物入れに代わっている
グレードが存在します。
(※タイプRZに付属。)
マツダの代名詞といえば
「ロータリーエンジン」というくらいには
有名ですが、元々はドイツの技術者が
開発した「ヴァンケルエンジン」が
ベースになっており、
東洋工業(=マツダの前身)が技術提携を経て、
トヨタやGMといったライバル社が
ロータリーエンジンの開発を断念する中、
オリジナルのロータリーエンジンの
開発に成功します。
そして、コスモスポーツ、
SA22CのRX-7などのロータリー搭載車の
フィードバックもあり、
FD3S型のRX-7が誕生しました。
FD3Sには13B-REW型の2ローターの
エンジンが搭載されてます。
ロータリーエンジンは、
レシプロエンジンと比べると
かなり小型で、
レシプロエンジンよりも少ない排気量で
パワーが出せる点が特徴です。
また、話は逸れますが、
同時期に「ユーノスコスモ」という車が、
同じくマツダから販売されてましたが、
この車には20B-REW型の
3ローターのエンジンが搭載されており、
当時当たり前のように
3ローターのエンジンを
積んだ車が売られていたことに
すごくロマンを感じました。
ちなみに燃費はかなり悪いです。
ロータリーで燃費なんか気にするなと
いう声が聞こえてきそうで、
確かにそうなのですが、
フルスロットルにすると
アナログメーターのガソリン計なのに、
目減りしていくのがわかるようです。
数値にすると街乗りで3〜4km/L
高速でリッター7〜8km/Lですが、
その燃費の悪さを楽しめるのも、
ロータリーの魅力の一つなのではないかと
筆者は思います。
FD3Sの場合は、
タービンを積んであるおかげもあって、
純正タービンでも
400馬力超えが可能です。
タービン交換すれば500馬力を
狙えるそうです。
(※もしかしたらポート加工も
必須かもしれません。)
1200kg台の車重に500馬力ですから、
確実楽しい乗り味になることは
間違いなしです!
また、チューニングとは
少し話が変わるのですが、
レシプロエンジンに比べ、
構造が簡素なおかげもあってか、
ローターを2つから3つなどに増やし、
ハウジングを介してローターを連結させることで、
エンジンの出力を向上させることが可能です。
かの有名な「787B」という
ルマン24時間耐久レースに出場したレーシングカーは、
4ローターエンジンを積んでおりました。
音も最高ですので、
気になる方は動画など
検索されてみてください。
(※一説によると、3ローターエンジンは
レシプロエンジンでいうところのV10、
4ローターエンジンは、V12に匹敵する性能を
持っているようです。)
サスペンション方式は、
前後共にダブルウィッシュボーンです。
グレードによって、
ホイールは16インチor17インチが
装着されており、
ブレーキに関しても16インチの場合は、
前後ともに片持ちキャリパー、
17インチの場合は前のみが
対向4POTのキャリパーに
変更されたものになっています。
タイプRやバサーストRといった
一部のグレードには、
SHOWA製の純正車高調が
ついているという点も珍しいですね。
さらにスピリットRに至っては、
17インチのBBS製の鍛造ホイール、
ビルシュタイン製ダンパー、
ステンメッシュのブレーキホース、
ドリルド(穴あき)ローターといった、
さらに走りに振った本気具合いが伺えます。
西のロータリー専門店の有名ところといえば、
藤田エンジニアリングさんが
候補に上がってくるのではないでしょうか。
某ビデオの峠特集にも良く出てたりしました。
街乗りや日常使いで乗ることができて、
なおかつ速い車というのをコンセプトに
マシンを仕上げてます。
外観もワイドボディキットを組んでありますが、
純正風ですごくまとまったデザインで、
まさにかっこいいが詰まった一台です!
RE雨宮は昔、
GT300クラスに黄色いRX-7で
参戦してましたね!
エアロに関しては、
もちろんワイドボディキットも出していて、
これまたかっこいいの一言です。
ちなみに、ハーフエアロ的な、
フロントリップ、サイドスカート、
リアデフューザーも出しているのですが、
こちらも純正+αといった感じの
デザインですごくかっこいいので、
フルエアロにするか、純正+αにするか、
好みが分かれてくるところだと思います。
こちらのショップのエアロは
某映画の3作目で出てきましたね。
外見がガラリと変わるので、
見分けが付かない方も
いるのではないでしょうか?
国際的なカスタムカーコンテストでも、
グランプリを取るほど評価されたようで、
国内外問わずキットの受注が
はいってくるとのこと。
ちなみに某映画の
一作目の赤いFD3Sも同ショップのエアロを
纏ってます。
めちゃくちゃワイドです。
フロント65mm、リア70mmワイドで、
295サイズのタイヤが楽に入るとのことです。
攻撃的なルックスも相まってイカつさが
ハンパないですね。
ダウンフォースについても
しっかり考慮されているとのこと。
ここのショップはエアロだけでなく、
エンジン、足回り、駆動系などのパーツまで
多種多様にラインナップされていて
その豊富さに驚きました。
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